【オーバーナイトハイク】2020年最後の挑戦、そして2021年最初の試練【スカウト精神】

クローン病

2020年は自分にとって激動の1年のだった。クローン病と診断され、初めての長期入院。そして手術。

事の始まりは6月の頭、仕事中に猛烈な腹痛に襲われ救急搬送。ちなみに救急車は初めてではない。それ以前にも似たような腹痛で運ばれたことがある。その当時、胃カメラや大腸カメラなど検査はしたが原因は判明しなかった。それもそのはず、痛みの本丸は小腸だったからだ。

小腸の狭窄が数ヵ所ありそこで食べ物が詰まったのが痛みの原因のようだ。医師の話ではその部分を切除するしかないとのことで場合によっては開腹手術、さらには人工肛門も設置する可能性もあるとのことだったが、幸いなことに麻酔から目覚めたときにそれらの痕跡は存在しなかった。腹腔鏡手術による傷跡だけだった。

かれこれ2ヶ月近く入院してぐうたらしていたせいもあり手術のせいもありエレンタール数杯/日しか飲めない生活をしていたせいもあり、退院したあとの体力の衰え具合は凄まじいものだったが、動かなければ良くはならない、と衰えた身体に鞭をうちすぐに仕事に復帰。ワンコの散歩も極力行くようにして体力の回復をはかった。はじめのうちは相当な頻度の下痢のせいもあり遠くへはいけなかったが。

退院してから1ヶ月後には身体の動きも幾らかよくなり下痢も少しおさまりワンコの散歩も少し距離が伸びた。退院2ヶ月後には1時間超の散歩も達成。今現在では2時間ほど散歩に行くときもある。今となっては手術して退院した直後の全くといっていいほど動けなかった頃がウソのようである。

前置きが長くなったがここからが本題。表題にある”2020年最後の挑戦”というのは大晦日に熱田神宮まで歩いて行って帰ってくることである。体力がどれほど戻ったか確認するために。

2020年大晦日

前日のフローリング貼り替えで疲れ果てたせいもあり10時半頃起床。筋肉痛がひどい。上半身よりも下半身が酷かった。

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正直なところ起きた時点ではやめようとも考えていた。天気が微妙だったせいもある。日中は雪が舞い散っていた。夕暮れ近くまでただダラダラと過ごしていた。16時過ぎ、外を見ると寒そうではあるが雪は降っていない。ふと思い立ちシグナスの走り納めに行くことに。

特に行くあてもなく佐布里池方面へ向かっている途中、雲の切れ間から2020年最後の日の出ならぬ日の入りが拝めた。

およそ30分ほど走り帰宅。次は筋肉痛な足を引きずりながらワンコの散歩へ。15分程度の軽めの散歩ではあったが意外と足の痛みは気にならなかった。これは神宮まで行けそうだ、行こう、行くしかないと決意。家族にはこの時に初めて計画を明かす。当然驚かれた。なんでそんなボーイスカウトみたいなことを、と。以前ボーイスカウト活動に参加していたのでスカウト精神が疼きだしたのかもしれない。

出発準備

何をもって行くかは入念に構想を練っていたのですんなりと準備は終わった。ポーターのショルダーバッグに納まるよう必要最小限に留めた。

飴やガムを入れた巾着、モバイルバッテリーとUSBコード、あとは忘れてはならないのはティッシュだ。no paper,no lifeといっても過言ではないほどにティッシュのない生活は考えられない。

最近出番がなくなりがちなSD15も連れて行こうかとも考えたがのんびり写真を撮りながら行くわけでもなし、荷物にもなるし、なにより帰宅後の結露を嫌って置いていくことにした。

一点不安だったのは腕時計のバッテリーだ。Garminのinstinctでペースを見ながら記録を取りながら歩く予定なのだが、往復してバッテリーが持つのかどうかが心配だった。

一応カタログスペック上はGPS動作時で連続13時間は持つことにはなっている。片道5時間として往復で10時間。3時間ほど余裕はあるが果たしてどうなるか。途中で電池切れを起こして記録が途切れるのは勘弁願いたい。とりあえず満充電にしてから出発することにした。

そそくさと年越しそばを平らげ服を着込んで準備をした。下はヒートテックのタイツを履きその上にGパン。上はアンダーシャツにTシャツ、そしてスウェットを1枚着てその上にダウンジャケットを身に纏った。ネックウォーマーとニット帽も忘れてはいけない。あとは薄手の防寒手袋を携えて家族に別れを告げて出発地点へと向かった。

18:39 出発

徳川家康の生母・於大の方の菩提寺として知られる洞雲院・久松寺に18:30過ぎに到着。特に深い意味はないがここを出発地点にしようと予てより考えていた。

18:39、instinctのウォークアクティビティを開始。民家の隙間の入り組んだ細道を抜け半田街道を目指す。その後はひたすら道沿いに北上するだけである。迷いようもない。

Googleマップのナビによると熱田神宮まで21km、4時間29分。30分休憩をとっても23時半過ぎには着く計算だ。充分年明けには間に合う。

19:08、巽ヶ丘駅通過。足の痛みはあるものの足取りは軽快だ。

19:41、南加木屋駅通過。約1時間経過。

出発してから5.57km歩いていた。ペースは毎km11分弱くらいだろうか。計算の仕方がいまいちわからない。。。しかしこのペースで歩き続ければあと3時間で到着しそうだ。

20:41。出発から約2時間経過。東海市荒尾町のカゴメ上野工場通過。カゴメ創業の地らしい。社名の由来がちょっと気になって調べてみたが予想していたとおり籠目だった。

ちなみに移動距離は11km。最初の1時間と変わらぬペースを維持できているようだ。

20分ほどの休憩を挟んで21:41。東海市は名和北交差点を通過。交差点の北側には熱田神宮まで7kmとの看板が設置してあった。往路の2/3の行程を歩いたことになる。ここから数百メートル先は名古屋市だ。

東海市と名古屋市の境目となる千鳥橋。

緩やかな上り下りと緩やかなカーブを兼ね備えており、凍結した路面でスリップして事故っている車を何度か見かけたことがある。降雪時積雪時だけではなく冬期の夜間や早朝は橋上の路面凍結を疑う警戒心が欲しいところだ。

千鳥橋を渡り名古屋市に突入。時間は21:49。出発から3時間弱経過している。車なら30分程で走破できる距離なのだが流石に徒歩では時間がかかる。

名古屋市に入ってからは気分的にはあっという間だった。気付けばもう氷室の交差点。東海通りと交わる交差点だ。

その交差点の手前には”みちしるべ”と称する看板があった。熱田神宮まであと2km。あと一息である。

が、このまま真っ直ぐ行くと歩道がなくなるので新内田橋の手前で迂回。ローソン、UFJ、スギ薬局の横を通り内田橋を渡った。この辺りまで来たら人通りが増えてきた。みな神宮を目指しているのだろうか。

23:05。熱田神宮東門前。ついにここまでやってきた。チラホラと参拝客の姿があった。

ひとまずここでアクティビティ終了。休憩いれて4時間半。Googleマップのナビよりもハイペースで到着した。しかしまだ行程の半分を終えただけに過ぎない。まだ帰りがある。年越しの瞬間までしばしの休憩。

2020年大晦日〜カウントダウン〜2021年元日

23:13、本宮前到着。コロナの影響だろうか、人が少ない気がした。20年以上前にも大晦日のこの時間帯にココに来たことはあるがもっと人が多かった記憶がある。ココだけではなく参道も人で埋め尽くされていたような…やはりコロナの影響だろうか。

と、思っていたのも束の間。年明け10分前には人で溢れかえっていた。比較的若い人たちが多く思えた。明らかに自分より年上と思える人は数えるほどしか見当たらなかった。マスクをしてない人はゼロに等しいほど見当たらなかった。(ゼロではない)

そして年が明ける数秒前、どこからともなく始まるカウントダウン…

2020年大晦日〜カウントダウン〜2021年元日の様子 熱田神宮 初詣

無事に何事もなく年が明けた。密接を避けるため人の流れが一段落ついてから本宮に近づき賽銭を投げた。かつての記憶ではここまで本宮には近寄れず、だいぶ離れたところで年が明け、群衆はその場から本宮に向かって賽銭を投げていた。後頭部に当たったら痛そうではある。

00:11 復路

賽銭を投げおみくじを引いて任務完了。00:11、帰路につく。ほぼ同じ道を辿って帰るだけである。出発時、両の足に感じていた筋肉痛はいつしか別の痛みに変わっていた。明らかに筋肉痛のそれとは違う痛みだ。しかしここで歩みを止めるわけにはいかない。電車はすでにその日の役割を終えている。大晦日特別運行はない。誰かに迎えに来てもらうのも申し訳ない。自分が勝手にやっていることだ。自分の足で歩くしかないのだ。

第一、足が痛むとはいえ歩けないわけではない。第二、一歩でも歩けばゴールは近づいてくる。第三、クローン病になって医者からは酒を飲むなと言われたが、この熱田神宮往復を達成できたらこの日だけは酒を飲もうと決めていた。いや、むしろ片道でも達成できたら神宮でお神酒をいただこうと思っていたのだがそれが見当たらなかったのが残念で仕方なかった。無事に帰れたら、達成できたら酒を飲むんだと自分を鼓舞しながらひたすらに歩き続けた。

大江駅付近のコンビニですき焼き風焼きうどんを食した。往路の休憩時はおにぎり2個に留めたが流石に腹が減っていたのでガッツリ目にいただきたくて仕方なかった。

往路では逆側の歩道を歩いていたので気付かなったが、大同特殊鋼の星崎工場では沿道から見えるよう香りの菜園がライトアップされていた。

寝静まった柴田の歓楽街を越えた先に路駐している車が見えた。いつもの釣りえさ屋の前ではない。そのだいぶ手前である。その車にだいぶ近づいたあたりで車は発進していった。女性と見られる人が乗り込んだあとに。もしやと思い止まってたあたりを覗き込むと見事な置き土産が鎮座していた。ただの飲み過ぎか、運転が荒かったかどちらかだろう。

名古屋を抜けて東海市、知多半島の領域に入ってからは特に見所もない。ただ、ひたすらに、歩き続けるのみである。足の痛みは少しずつ増してきている。痛む箇所も増えた。靴の横幅がキツイのか指がどうも具合が悪い。

出発前に心配していた天気の方は問題はなかった。着込み具合も暑すぎず寒すぎず。動きにくくもなく丁度良い感じだ。ただ、この靴だけは一考の必要がありそうだ。これまで2時間程度の散歩ではなんとも感じなかったのだが。履き続けたことが駄目だったのだろうか。休憩中に一度でも脱いでいれば少しは良かったのかもしれない。次回が存在するのならば試してみようと思う。

往路では一度しか休憩していないが復路では三度休憩というか寄り道をした。1回目は焼きうどんを食べ、2回目はシュークリームを食べ、3回目はお年玉袋を買うために。三度目の寄り道をした時には4時を回っていた。

もはや気力のみで歩いていた。疲れよりも足の痛みがひどい。そこ以外はすこぶる元気だ。家に帰って一息ついたら今度はワンコの散歩行こうかと考えていたほどだ。

04:52。神宮を発ってから4時間と41分後。洞雲院到着。

休憩を抜いた時間だと4時間と5分。36分くらい寄り道したことになる。

instinctのバッテリー残量は1目盛。10時間くらいの使用でこの調子だと13時間持つのか怪しいところである…

あとがき

熱田神宮まで徒歩での往復は無事に完了したがこの後の家までの足取りは非常に重かった。というのも足が痛すぎたからだ。いつもは1段飛ばしで昇っている20段足らずの階段が恐ろしく長くキツく感じた。

なんとか家に帰りワンコに出迎えられベッドに腰掛けた。一息ついたらワンコの散歩でも…なんて頭では考えていても身体は抗いこれ以上歩くことを拒んだ。身体は休息を望んでいた。ワンコには申し訳ないが散歩はまたの機会ということでひとまず眠ることにした。

起きたら夜になっているだろうと思っていたが思いの外長くは眠れず、10時頃に目覚めた。足の痛みは前日の筋肉痛をゆうに上回るものだった。早速、家にあったビールを口にした。久しぶりのビールである。かといって格別美味かったわけではないが。クソ親父はそのビールを淡々と飲み干した。

★洞雲院〜熱田神宮オーバーナイトハイク(往復)

★総距離 43.56km

★総移動時間 8時間10分21秒

★経過時間10時間13分(出発〜到着)

★総消費カロリー 2112cal

★ペース 11分23秒/km(往路)、11分08秒/km(復路)

※instinctのアクティビティ記録より

おまけ

熱田神宮で引いたおみくじの結果がこちら

病気 重し・・・

多難な一年になりそうです…もう入院は勘弁(T_T)

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