【シグナス冒険譚】愛知から宮城へ列島縦断ツーリング【点検・整備編③〈前後足回り他〉】

シグナス

フロントブレーキ、電装関係と点検整備したので次は前後足回りや駆動系などを見ていきます。

先回までの分はこちら↓

【シグナス冒険譚】愛知から宮城へ列島縦断ツーリング【点検・整備編①〈フロントブレーキ〉】
往復で1500km以上に及ぶであろう列島縦断ツーリングを安全にトラブルなくおえれるよう各部点検整備を行っていきます。エンジンオイル、ギアオイルは交換したばかり。ドレンからの漏れもなくひとまずは大丈夫そうです。 先日フロントタイヤを交換した際...
【シグナス冒険譚】愛知から宮城へ列島縦断ツーリング【点検・整備編②〈電装関係〉】
先回のフロントブレーキに続いて電装関係をチェックしていきます。 先回の分はこちら↓ セルボタンの接触不良改善 作業自体はフロントブレーキの作業の時に行ったのですが敢えて分けてみました。 で、問題のセルボタン、接触が悪くまっすぐ押しても反応し...

メーターギア

メーターギアを確認するにはフロントタイヤを外さなければならないので今回もガムの容器のお世話になります。

しかしまだ中身入り。

なのでビニールで包んでおきます。

この薄汚れたグリスをざっと拭き取り、

新しいグリスを塗りたくっておきます。しかし写真映りが悪い子なので余計に汚れたように見えますが。

ケーブルも一度抜き取りざっと汚いグリスを拭き取り新しいグリスを馴染ませつつ挿し込んでいきます。

リアブレーキ遊び調整

少し遊びが多かったので3、4回ほど締めておきました。

プーリー、ウエイトローラーをコーティング

前回マーキングした線はほぼ消えてました。いい感じに上の方まで変速しているようです。

コーティングはバッチリ剥がれているのでもう一度モリブデンコーティングしてやります。

スプレーして乾かしている間にクラッチ側を整備していきます。

トルクカムのグリスアップ

センタースプリングシートを取り外してグリスをチェック。想像以上に汚らしいです。

ティッシュの白さのせいか拭ってみると汚さが際立ちます。

ピンを抜き取り分解し、古い汚いグリスを丹念に拭き取ります。

内側にグリス溜まりと思われる溝が有るので詰めておきました。

ピンの溝には程々に。グリスを入れ換えたらだいぶ動きが軽やかになりました。これが正常なのかはたまたグリスが少なかったのかは不明です…

クラッチセンタースプリングシート交換

こないだ整備したときにこの摩耗が気になって仕方なかったので、

新品を用意しました。こちらに交換です。

クラッチスプリング取付部

先回、ここのサビが気になってはいたものの落とすすべがなくそのままになってました。なので真鍮ブラシでこすって落としてやります。

おかけでだいぶ動きが良くなりました。

プーリー組み付け

クラッチ側の整備を終えたら乾いたっぽいのでプーリーを組み付けていきます。プレートやウエイトローラーの、コーティングが剥がれていた箇所にグリスを塗りつけておきます。

珍しくベルトの太さをチェック。全周に渡って大体21.2mmくらいでした。あと1mmくらいは減っても大丈夫そうです。

新たにマーキング。ついでにスペーサーの位置もドライブフェイスの外側からプーリーボス側に変更しておきます。これによって何がどうなるかというとドライブフェイス〜プーリーの幅が広くなる=ベルトが深いところに位置するようになる=ローギア化ってことだと思ってます。宮城に向けて山道を走ることになるのでこの解釈が正しければ有効な手段だと信じています。これにて駆動系の整備は完了です。

スロットルワイヤー注油

道中、切れてくれては困るのでスロットルワイヤーの状態を確認します。ほつれなどなく悪い状態ではなさそうです。

ワイヤーインジェクターなるものを買ったので注油を試みましたが上手くいきません。はみ出るばかりで果たしてちゃんと注油されてるのかどうか…

ひとまず引き側だけ注油して組んでみたのですがどうも戻り具合が悪いです。戻りきらない感じで気持ち悪いので、

戻し側のワイヤーも外して注油。ワイヤーだけの状態で引き側を引いてみるとスパンスパン戻るのでやはりどこかしら不具合があったようですね。戻し側も注油してスロットルホルダーの内側にもうっすらとグリスアップして組み付けてみたらちゃんとスパンスパンと気持ちよく戻るようになりました。

あとは遊びの調整をして完了。

エアクリフィルター交換他

たしか前に交換したのはシグナスを購入した直後だったと思います。なので交換から1年半以上経過、走行距離は4〜5000kmくらいだと思います。そこまで汚れてはいませんでしたが少々思い当たるところがあるので社外品と交換してみます。

KN企画 KOSO シグナスX ハイフローパワーターボフィルター エアーエアフィルタークリーナーエレメント

フィルターの密度も大分違うっぽいです。あと吸入面積も。

添付されてた資料によると0.79PS上がるみたいです。

あとついでにこちらも。ダクトとボックスの境目のコーキングかなんかに裂け目がありました。構造上ここから二次エアとかはたぶんないとは思います(パーツクリーナー吹いても変化なし)が気分的によろしくないので、

すき間シール剤で塞いでおきます。

20℃なら4時間で硬化するようです。が、少々塗りすぎた感があるのでもっと時間がかかるかもしれません。出発前にもう一度確認します。

あとがき

トルクカムのグリスを入れ換えたからか、それともスプリングシートを換えたからか、クラッチシューの動きが良くなったからか、再コーティングの成果か、プーリーボスのスペーサーの位置を変えたせいかどれのせいかは定かではありませんが乗り味が変化しました。

常用回転数が少し上昇しました(たぶん)。スペーサーの位置変更とトルクカムの作動性向上のおかげかと思います。加速感も気持ち力強くなった気がします(気のせい)。

これで気になるところはざっと点検し終わったので次はツーリングに必要と思われるグッズを取り付けていきます。

つづく

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